→さて認証中は、あちこちに目を走らせているんものですが、いえ実は次の砲台の名前を見たときに、思わず指とまりました。
マアム?
で、一瞬動きが止まり、ああ、あの人の・・・で納得したんですが、その一瞬の間に浮かんだ情景を・・・
一見すれば、自然に恵まれた豊かな森に見えた。だが、先のクリック大戦の傷跡がそこかしこに潜んでいて、たとえば、あやうく転びそうになり足元を見れば、砕けたCAPTHAがあったり、ちょっとした茂みのスキマから錆びた砲台の台座がのぞいていたりと、森が覆い隠そうとして失敗した人間の醜さはその気になればあちらこちらに点在しており、そうした大人な事情をまだよく飲み込めない兄と妹ではあっても、ソレに出会うことは、ある意味自然なことであったかもしれない。
まず、気づいたのは兄のほうだった。
「ん? これは・・・」
「ク、クマさんなの?」
森にいけば必ずクマに出会うとかたくなに信じている妹が、兄の背中越しにおそるおそる尋ねた。
「ちがうよ、クマじゃない、クマじゃないけど・・これは、もしかして・・・」
兄が、ソレを隠すようにおおって茂みをどかし始める。初めはぎこちない動きがやがて、夢中な動きに変わっていく。
「す、すげえええ~。これは・・・」
背中越しにひょいと顔をのぞかせた妹が兄の視線を追うが、顔にははてなマークが浮かぶのみ。そんな妹に答えるかのように、兄の言葉がこぼれた。
「Advanced Ccc-emulation System・・・ACS3.0。うん。斧だ。間違いない。」
興味がある年頃なのか、すらすらと、言葉がながれていく。
「年式は・・・ここをみれば・・・あった! L25だ! おまけにコイツすげえ、Inariまで実装してやがる」
目を輝かせて夢中な兄の背後に獲り残された妹も、恐る恐るだが近づいていく。
・・・ん? あれ? なんだかいい匂いがする
どうやらソレが匂いのもとらしい。鼻腔をくすぐる香りにつられるかのように顔を近づけていくと、
「まあむ。これまあむだよ、お兄ちゃん!」
むろん、砲台オーナーの名前をさがすのに夢中は兄は妹の声に気づかなくて、妹も兄の返事をまつことなく、装甲の一部をクキっとちぎって手のひらで転がす。やはりどう見ても、まあむ。しかも不思議なことに長い年月風雨にさらされてきたにもかかわらず、虫も食っておらず、どう見ても開封したての新鮮さ。
だから、思わず妹があソレを口にしても誰も責めてはいけない。もぐもぐ口を動かしながら・・・
「おいひいよ、コレ、お兄ちゃん・・・」
ふと我に帰った兄が振り返るとそこには、砲台にかじりつく妹の姿が・・・
「ちょ、おまえ・・・何して・・・砲台って食べれないから・・・無理、腹こわすぞ」そんな脅しなどてんで無視して、かじかじ続ける妹に、兄も落ち着いて砲台を見直して初めて妹と同じ匂いに気づいた。
えっ!? これってまあむ?
5分後。
なんで、ACS斧v3.0L25(with稲荷)が、まあむでできてるんだ・・・とか、オーナーは誰だったのかなどの疑問がすっぱり頭から抜け、妹と同じく夢中で砲台にかじりつく兄の姿が・・・
すっかり食べ尽くして森から帰った兄と妹。兄が砲台のことを話しても誰も信じてはくれなかったし、お兄ちゃんは嘘をついてないといいはる妹の主張も当然無視されたが、この砲台のことは長く二人の記憶に残った。そして兄は慣例に従い、自分の発見した砲台をこう命名した。
孤高のマアム斧砲台(with 稲荷)と。
A 楽しい砲台名が一杯見たいな
B マアムで手止めんなよwww
追伸)てらやさん☆一周年おめでとー
追伸2)本スレ174 ID:d3mN3YyR0さんGJ!でした。「Game100優勝きてたああああ」に追記。
(追記)2009年 04月13日 月。うむ、まああれです、せっかくですので、リンク直しときましたw なんのこっちゃ
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